ボーイング、737MAXのソフトウエア変更をテスト

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 米国の航空機メーカー大手ボーイングは25日までに、新型旅客機「737MAX」に搭載されたソフトウエアの変更について、航空各社のパイロットが参加する形でのテストを実施したと発表した。今回の変更は機体の主要な安定システムに関するもので、「操縦特性向上システム(MCAS)」と呼ばれるソフトウエアが誤作動を起こすリスクを低減することを意図している。昨年10月に発生したインドネシアのライオン・エアーが運航する737MAXの墜落事故では、MCASの誤作動が墜落の一因になったとの見方が出ていた。737MAXは今月初めにエチオピアでも墜落事故を起こしており、米連邦航空局(FAA)は2つの事故の間に類似性が認められるとの見解を表明している。23日に行われたソフトウエア変更のテストにはサウスウエスト航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空の米航空会社3社と、米国以外の航空会社2社からパイロットや訓練担当職員が参加した。テスト内容の説明を受けた担当者によると、各パイロットは上記のライオン・エアーの墜落時を想定した模擬飛行を実施。現行のソフトウエアと変更後のソフトウエアの両方を使用してテストに臨んだという。模擬飛行ではパイロット全員が機体を安全に着陸させることができた。現行のMCASの場合、パイロットは既存の手順に従ってシステムを無効化する措置をとったが、変更後のソフトウエアを使用すればパイロットの介入はより少なくてすむという。事情に詳しい関係者によると、FAAは今週初めにも変更後のソフトウエアを入手する見通し。ただエチオピアでの墜落を受けて行った737MAX数十機の運航停止については、原因究明が進むまで解除しない方針だという。