サウジの原油埋蔵量、初の外部調査 2685億バレルと確認

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 サウジアラビア政府は9日、同国の原油の埋蔵量は計2685億バレルとする米国のエネルギー関連企業の調査結果を発表した。同国が外部の企業などに原油埋蔵量の調査を委ねたのは史上初めて。国内の石油、天然ガス産業に関するデータ公開については過去数十年間、ほぼ秘匿を続けてきた同国にとっては大きな政策転換となっている。サウジ政府が以前発表した埋蔵量の2663億バレルを小幅に上回る数量となっている。政府の声明によると、今回調査を実施したのはエネルギー分野のコンサルティング企業「ドゴリエ&マクノートン」。データ守秘の姿勢は、同国の国営石油企業「サウジアラムコ」の売却や価値に疑問も生じさせていた。今回の第三者企業による埋蔵量調査は同社の一部上場計画を再浮上させるきっかけとなる可能性がある。ロイター通信はサウジのハリド・ファリハ・エネルギー産業鉱物資源相の話として、サウジアラムコの新規株式公開(IPO)を2021年に予定しているとも報じていた。サウジ政府当局者は以前、アラムコの株式の5%売却は1000億ドル(約10兆8000億円)の歳入をもたらす可能性に言及。今後10年間にわたる同国経済の改造計画の財源に成り得るとの期待も示していた。サウジの原油生産量は昨年、過去最高を記録。11月の日量は1100万バレルだった。サウジは昨年12月、他の石油輸出国機構(OPEC)加盟国やOPEC非加盟のロシアなどの主要産出国と原油価格の上昇を狙った減産に合意していた。