世界銀行のキム総裁、任期途中で突然の辞任表明

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 世界銀行のキム総裁が7日、突然辞任を表明した。世銀総裁は最大出資国の米国が指名する慣例となっているため、トランプ政権による後任人事が注目される。世銀の発表によると、キム氏は辞任後、途上国へのインフラ投資を手掛ける民間企業に移り、かつて自身が設立した保健団体の役員にも復帰する予定。キム氏は2012年にオバマ前大統領の推薦で総裁に就任し、5年任期の2期目を務めていた。歴代総裁が金融界出身だったのに対し、韓国系米国人で人類学、医学の学位を持つ同氏は異例の人選だった。12年の総裁選では米主導の慣例に新興国が反発。ナイジェリア財務相らが対立候補に名乗りを上げたものの最終的にキム氏が選ばれ、米国が強引に票を集めたと一部で批判を浴びた。トランプ大統領は国際機関を軽視し、対外援助の削減を主張する発言を繰り返してきたが、キム氏には称賛を惜しまず、良好な関係をアピールしていた。2017年の20カ国・地域(G20)首脳会議では、トランプ氏の長女、イバンカ大統領補佐官がキム氏の協力を取り付け、女性起業家を支援する基金を設立して注目を集めた。