米年末商戦、6年ぶりの伸び率 賃上げやガソリン値下げが追い風に

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 今年の米年末商戦は、賃金の上昇や石油の値下げが追い風となって、売り上げは過去6年で最大の伸びを記録した。米マスターカードによると、11月1日~12月24日の小売支出額は前年に比べて5.1%増え、この期間の買い物に費やされた額は8500億ドル(約94兆円)を突破した。株価が乱高下する中でも購買意欲は衰えず、衣類や家庭用品などの売れ行きが好調だった。この1カ月の間にガソリン価格が1ガロン当たり20セント以上下落したことも追い風となった。特にネット通販の伸びは著しく、マスターカードによると、オンライン売り上げは前年比19%以上の伸びを示した。チェーン店が新しい販路に目を向ける中で、今年はネットで注文して店頭でピックアップできるサービスや、モバイルショッピングの人気も高まった。小売り大手のウォルマートは食品のピックアップサービスを全米2100店舗で展開。ターゲットも約1000店舗で導入している。アドビ・アナリスティックスによると、ピックアップの売り上げは前年比47%増、モバイル出費は同57%増となった。事前の予想では低調が見込まれていた今年の年末商戦だが、ネット通販大手のアマゾンは26日、記録的な伸びを示したと発表した。玩具やスマートスピーカーの「Echo」、衣類、家具などの売れ行きが好調だったほか、傘下のホールフーズや、「Amazon Go」などの新店舗も売り上げに貢献。アマゾン株は26日の取引で9%以上上昇している。一方で、百貨店は店舗での売り上げが前年比1.3%減、オンラインは10.2%増だった。家電・エレクトロニクス製品の売り上げは0.7%減少した。