時計&宝飾品見本市「バーゼルワールド2011」、震災や中東情勢の影響に懸念

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【3月25日 AFP】スイス・バーゼルで24日、世界最大級の時計&宝飾品国際見本市「バーゼルワールド2011(Baselworld)」が開幕した。今年度は45か国から約1900の企業が参加し、8日間にわたり最新コレクションを披露する。来場者数は、10万人が見込まれている。  

 23日に開かれた内覧会では、今年度の業界全体の見通しを「明るい」とする一方で、日本で起きた東北地方太平洋沖地震と、中東情勢の混乱が市場 に与える影響に対する懸念の声が上がった。

■2011年は回復の年  

 バーゼルワールドのシルヴィ・リッター(Sylvie Ritter)マネージャーは「昨年一年間を通して、業界全体が完全に元気を取り戻したと確認できました。2011年もこのまま前進することができると推測しています」と語る。スイスの出展者も今年1月の売上が前年比16.9%増だったと強調。2011年度は業界にとって新たな記録を刻む年になると予測する。

■日本や中東の影響も・・・  

 しかし、日本で起きた東北地方太平洋沖地震と福島第一・第二原子力発電所事故の影響や、中東情勢の混乱が、その流れに影を落としている。バーゼ ルワールドの実行委員会を率いるジャック・ドゥシェンヌ (Jacques Duchene)は「成り行きは正しい方向に進んでいるように見えるが、不確かな状況では慎重ながらも分析が不可欠だ」と語る。  

 主催者側によると、現在のところ日本の出展者からのキャンセルは予期されていないが、今後は「市場に何らかの影響が出る」とリッター氏は分析する。

 「高級消費財において、日本はとても重要なマーケット。いくらかの変更は予想していますが、単に一過性のものであることを願っています」と語っ た。(c)AFP/Hui Min Neo