米シンクレア、偽ニュース批判の正当性を主張 トランプ氏も加勢

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 全米各地の地方テレビ局を運営する保守系の放送大手シンクレア・ブロードキャスト・グループによる「偽ニュース」批判のキャンペーンが論議を呼んでいる。傘下の地方局のニュースアンカーらが一斉に批判のコメントを読み上げて非難を浴びたのに対し、シンクレアは「ジャーナリズムの責任感を高めるキャンペーン」だと反論。トランプ米大統領もツイッターで加勢した。シンクレアは米国で最も多くの地方局を傘下に持つ業界最大手。その各局で先月、ニュースアンカーらが一斉に主流メディアの「偽ニュース」や「偏向報道」を批判した。どのアンカーのコメントも全く同じ文言で、トランプ氏のメディア批判に出てくるような言い回しも含まれていた。シンクレアが各局に原稿を渡し、読み上げるよう指示したとみられる。CNNMoneyには先月、一部の地方局スタッフから懸念を示す声が届いていた。各局がコメントを流し始めると、米ニュースサイト「デッドスピン」がこれらの映像を並べたビデオを作成。アンカーらが一字一句そのまま台本通りに話す異様さが際立ち、インターネット上で大きな論議を呼んだ。ビデオを見た地方局のスタッフからも「恥ずかしい」「私たち自身の信頼性が損なわれる」という声が上がった。一方、キャンペーンを指揮するシンクレアのスコット・リビングストン上級副社長は2日、各局に反論のメモを送付。CNNMoneyがこのメモを入手した。リビングストン氏は長文のメモの中で主流メディアを改めて批判し、シンクレアを非難する意見は「誤解を招く恐れがあり、中傷も多い」と主張。キャンペーンの趣旨は「事実に基づく報道」だと強調している。