コミー前FBI長官の回顧録、初版85万部に

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 出版大手マクミランは14日までに、コミー前米連邦捜査局(FBI)長官の回顧録の初版が85万部に上ることを明らかにした。読者の高い関心を見込んでの対応となっている。回顧録のタイトルは「A Higher Loyalty(仮訳:より高い忠誠心)」。マクミランの別部門が出版したマイケル・ウォルフ氏の「炎と怒り――トランプ政権の内幕」は初刷15万部だった。コミー氏の回顧録はウォルフ氏の著書に続き、出版界で今年2度目のセンセーションになりそうだ。予約数のみを考慮しても既にベストセラーが確実な状況となっている。マクミランによれば、ウォルフ氏の本への関心の高さは完全には予期していなかった。1月に入り突然、同書の抜粋がリークされ、トランプ大統領の法律チームが出版差し止めを図るという事態が起きたためだ。「炎と怒り」はすぐに売り切れとなり、出版社は「前例のない」増刷に踏み切った。計200万部以上が売れたとしている。コミー氏の回顧録の場合、出版社側には準備を整える時間があった。トランプ政権下での任期に関するコミー氏の証言への関心は数カ月にわたり蓄積してきた。先月には、トランプ氏によるツイートが同書をアマゾンのベストセラーリスト1位に押し上げた。これ以来トップに近い順位で推移していたが、12日に本の内容がリークされ始めたことを受け、再び1位に返り咲いた。出版業界では、トランプ氏がツイッターでコミー氏批判を続けてくれれば、本への興味がさらにかき立てられるとの期待もある。