インド、60万全村落への電力供給を達成 政府が宣言

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 インド政府は5日までに、国内にある60万村落全てへの電力供給を実現させたと発表した。モディ首相がツイッター上で偉業の達成として誇示した。ただ、経済コンサルタント企業「キャピタル・エコノミクス」は、現実的には国民の多くが安定的な電力供給の恩恵を依然被っていないと指摘。国際エネルギー機関(IEA)によると、2017年時点で電力網とつながっていないインド国民は約2億4000万人。世界規模で電気が使えない住民総数のうち5人に1人がインド国民となっていた。インド政府は、村落内の民家と公共施設の1割に電気が届けば、地域への電力供給が果たされたとみなしている。また、電力供給網に接続されたとしても安定的な供給を意味するとは限らない。インドで電力供給に当たる公営企業の多くは赤字経営が続き、途切れない発電や送電に到達出来ないでいる。電力の窃盗や汚職、貧弱なインフラ基盤などの課題も絡み安定した終日の電力供給を受けずにいるインド人も多い。この中でインド政府は今年末までに、国内の世帯全てに電力を供給するというより重要な政策目標を掲げている。ただ、電力使用が可能となる設備を整える資金負担も出来ない住民も対象にしている。政府はまた、再生エネルギーの積極的な普及促進を通じた電力化計画も進めている。同国の発電量のうち約3分の2は石炭に頼っている。IEAによると、インドの電力の利用者の約6割は再生エネルギーに依存している。