H&Mやザラ、モヘアの使用中止を表明 ヤギ虐待の訴え受け

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 H&Mやザラ、ギャップなどの衣料品大手がこのほど相次いで、モヘア素材の使用中止に踏み切ると表明した。南アフリカの牧場で、毛皮がモヘア素材に使われるヤギの虐待が伝えられたことを受けた措置。これに先立ち動物愛護団体のPETAは、南アフリカの12牧場でヤギが虐待されていると伝えていた。南ア農務省によれば、世界のモヘア素材の半分以上は同国で生産されている。PETAのビデオには、牧場の作業員がヤギを引きずり回したり、乱暴に扱ったりする様子が映っている。作業員が毛刈りを手早く済ませようとして、ヤギにけがをさせることもあるという。けがや喉の渇きで死ぬヤギもいるとされ、まだ意識のあるヤギの喉をかき切って殺す映像も公開された。モヘア素材はセーターやコート、スーツ、家具などの製品に使われている。H&MはPETAの報告を受け、「動物たちを大切に扱うことは我々にとっての最重要課題」と強調、2020年までにモヘア素材の使用を恒久的に禁止すると表明した。ギャップも3日、傘下のバナナリパブリックやギャップ、オールドネイビーといったチェーン店の製品について、来年からモヘア素材の使用を禁止すると発表。ザラを展開するスペインのインディテックスは、2020年までにモヘアの使用を段階的に中止する。ウール系素材を巡っては、2013年にもPETAの報告を受け、大手各社がアンゴラの使用中止に踏み切っていた。