米客室乗務員の約7割、セクハラを経験 初の実態調査

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 米国の航空会社に勤務する客室乗務員の68%が、乗客によるセクシュアルハラスメントを経験していることが、客室乗務員協会(AFA)が実施した初の実態調査で明らかになった。回答者の3分の1以上は、過去1年の間に乗客から言葉によるセクハラを受けたことがあると回答。このうち68%は3回以上被害に遭ったと訴え、5回以上の被害を訴えた乗務員も3分の1に上った。AFA代表で客室乗務員として23年の経験をもつサラ・ネルソン氏は、「航空各社は長年にわたり、空の旅の性的な特徴づけに基づき航空券を販売してきた。多くの場合、客室乗務員がその対象になった」と指摘する。客室乗務員は、乗客に誘いをかけられたり、性的な話をされたり、ポルノビデオや写真を見せてほしいと求められたなどと訴えている。一方、18%は身体的なセクハラを経験したと回答。うち40%はこの1年で3回以上被害に遭ったと打ち明けた。制服の上や下から痴漢行為をされたり、後を付けられて片隅に追い詰められたり、抱き付かれてキスされるなどの被害が報告されている。被害を会社に報告したという乗務員はわずか7%にとどまった。68%は、会社は何も対応してくれなかったとしているセクハラ問題への対応では、アラスカ航空、スピリット航空、ユナイテッド航空が業界をリードしているとして評価された。AFAによれば、この3社は最高経営責任者(CEO)が公開書簡でセクハラを非難し、一切容認しない方針を発表している。調査は米国の航空会社29社に勤務する客室乗務員3500人を対象に、2月~3月にかけて実施した。回答者の80%は女性、20%は男性だった。セクハラは女性だけの問題ではなく、男性乗務員も被害に遭っているという。