独ハンブルク、主要道でディーゼル車の走行禁止

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 ドイツ第2の都市ハンブルクが欧州で初めて、大気汚染の改善を目指して主要道へのディーゼル車の乗り入れを禁止すると発表した。同市によると、市内の主要道で5月31日から、古いディーゼル車やトラックの走行を禁止する。もう1本の主要道もいずれ走行禁止の対象とする。ドイツでは自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が2015年、ディーゼルエンジンの排ガス検査で不正を行っていたことを認め、国民から都市部の大気汚染改善を求める声が強まっていた。しかし同国で強い政治力をもつ自動車業界は一律禁止に反対している。ドイツの大都市では、欧州連合(EU)の基準値を超す大気汚染が頻繁に発生している。2月には最高裁が、ディーゼル車の禁止を認める判決を言い渡した。ハンブルクは100本あまりの標識を設置して新規制を周知させ、迂回(うかい)路を案内する。欧州自動車製造協会の統計によると、ドイツはディーゼル車が全体の3分の1近い約1500万台を占める。2016年より前に販売されたディーゼル車は、ほとんどが今回の乗り入れ規制の対象となる。同市は大気の質の改善を目指し、自転車の利用奨励や電気自動車の充電拠点増設といった対策も進めている。