原油価格の上昇、航空業界に逆風 IATA予測

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 国際航空運送協会(IATA)は5日までに、2018年の航空業界の収益予測を発表し、原油価格やその他のコストの上昇により、業界全体の利益は従来予想から12%減の338億ドル(約3兆7000億円)になるとの見通しを明らかにした。昨年12月の予測では384億ドルの利益を見込んでいた。航空各社は原油価格や人件費の上昇に直面している。IATAはジェット燃料の価格が今年、約25%上昇すると予測している。過去1年、原油価格は上昇している。世界経済が活況を呈しているほか、石油輸出国機構(OPEC)による減産、地政学的な緊張の高まりなどが価格に影響している。国際的な指標であるブレント原油の価格は平均1バレル当たり70ドルと予測。これは前年比で28%高い価格だ。航空業界はこのほかにも、保護主義の拡大や、英国による欧州連合(EU)からの離脱の影響が見通せていないこと、イラン核合意からの米国の離脱といった困難に直面しているという。IATAのジュニアック事務総長は、国境が人々や貿易に開放されているほうが世界にとっては良いと指摘。業界全体としては良い状態にあるとし、コストの上昇はあるものの、2018年も堅調な収益性が維持される見通しだと述べた。