ロンドンの裁判所、ウーバーの営業を15カ月認める判断

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 英ロンドンの交通局が米配車大手ウーバーの営業許可を更新しないと発表し、ウーバー側が不服を申し立てていた問題で、ロンドンの治安判事裁判所は26日、同社に15カ月の期間限定で営業を認める判断を下した。ウーバーのコスロシャヒ最高経営責任者(CEO)はこの判断に満足していると述べ、「今後もロンドン交通局と協力して懸念に対応し、信頼を得るよう努めていく」と表明した。ロンドンはウーバーにとって主要市場のひとつだが、交通局は昨年9月、同社による重大犯罪への対応などに懸念を示し、市内での営業に「不適格」と判断した。ウーバー側はこれに不服を申し立てる一方、さまざまな改善策を進めてきた。具体的には、運転手に一定時間ごとの休憩を義務付け、24時間態勢の電話相談窓口を開設。重大なトラブルは顧客や運転手の通報に頼らず、警察に積極的に届け出る方針に切り替えた。同社の弁護士は法廷で、交通局の判断は「正しかった」と認め、それをきっかけに抜本的な業務改革が実行されたと主張していた。治安判事は26日、交通局が昨年の時点で下した「不適格」の判断には同意するが、ウーバーはその後の改革により「適格」となったことを法廷で立証したと述べた。交通局は「短期間の条件付き許可なら、我々はウーバーが規則を守っているかどうかを注意深く監視できる。求められる基準に達していなければ素早く対処することも可能だ」として、治安判事の判断を歓迎した。ロンドンのカーン市長も「私たちが市民のために立ち上がったことで、ウーバーに市内だけでなく、全世界での業務見直しを促すことができた」との声明を出した。