ボーイング、極超音速機の開発に意欲 NY・ロンドン間を2時間

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米航空機製造大手ボーイングは28日までに、音速の5倍の速度で飛行する旅客機の開発に向けて意欲を表明した。世界のあらゆる地点を1~3時間で結ぶ旅客機になるとしている。最高時速は6100キロを超え、米ニューヨーク・英ロンドン間の所要時間は現在の約7時間から2時間に短縮される可能性もある。ボーイングの広報担当によれば、開発はまだ初期段階。試作機製造に至る前の段階でも、鍵となる技術的課題を解決する必要がある。コンセプトが実現するのは20~30年後になる可能性があるという。広報担当は「開発完了には長年を要する」と強調した上で、この種の技術では市場投入の方法を見極めるなかで追加の試験や改良が必要となるため、いっそう時間がかかると指摘した。ボーイングは今年、自律型の極超音速ドローン(無人機)のデザインも発表している。このドローンは軍の偵察に使われる可能性があり、旅客機のコンセプトも市場投入前に米軍が使用するかもしれない。旅客機のコンセプトが実現した場合、その速度は伝説の超音速機コンコルドの2倍以上となる。米ロッキードが開発したSR71では、空軍将校2人を乗せた最高時速がおよそ3500キロに達したが、この速度も上回る見通しだ。極超音速機の開発をめぐっては、ボーイングのほかロッキード・マーチンやアエリオン・コーポレーションといった企業も取り組みを進めている。