豪州海軍、対潜フリゲート艦調達 英BAEと契約

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 オーストラリア政府は29日、同国海軍に配備される潜水艦掃討の戦闘能力などを有する新型フリゲート艦の建造契約を英BAEシステムズと結んだことを明らかにした。契約は350億豪州ドル(約2兆8700億円)相当。建造の隻数は伝えられていない。BAEシステムズは、同じく受注を目指していたイタリアのフィンカンティエリやスペインのナバンティアに競り勝った。豪州政府の声明によると、ハンター級のフリゲート艦はBAEが設計するが、豪州の国営造船企業ASCが建造を担当。国内で4000人の雇用効果をもたらすとした。豪州内で豪州人が豪州の鋼鉄などを用いて造ると強調した。建造は2020年に始まる見通し。今回の契約は、ASCがBAEシステムズの子会社の形となって進める。豪州政府は、BAEシステムズの直接的な収益がどの程度になるのかは明らかにしなかった。BAEシステムズの声明によると、初期段階の契約内容について豪州政府との交渉が近く開始される。同社は製造に参加する欧州諸国が開発した戦闘機「タイフーン」の大型受注に苦しみ、昨年は約2000人の人員整理も発表していただけに今回のフリゲート艦契約は朗報となっている。アジア太平洋地域では中国中心に軍拡競争が続き、中国と近隣国との間の緊張もくすぶっている。豪州政府は最近、60億米ドルを投じた偵察用の小型無人飛行機(ドローン)の導入計画も発表。米国防関連企業ノースロップ・グラマンから購入するもので、豪州空軍の有人航空機と比べ、より高度かつ遠距離での飛行が可能としていた。