合意なきEU離脱、「6対4」の確率で現実に 英国際貿易相

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 英国の欧州連合(EU)からの離脱をめぐる交渉について、フォックス国際貿易相は5日、「6対4」の確率で合意に至らないとの見通しを示した。EU離脱の推進派として知られる同相は、これまで「合意なき離脱」の可能性を「五分五分」としていたが、ここへ来て合意に関する悲観的な認識を強めた形だ。英紙サンデー・タイムズとのインタビューで語った。その中でフォックス氏は、合意が実現しない可能性を以前よりも高く見積もった理由として、その大部分がEUの閣僚の態度によるものと説明。これらの閣僚は「経済的なメリット」より、EUの規定を順守しなければならないという「脅迫観念」にとらわれていると指摘し、「(EUの)欧州委員会の非妥協的な態度が交渉を失敗に向かわせていると思う」と述べた。英国は2019年3月29日をEU離脱の期限に設定しているが、期限までに離脱交渉がまとまらないのではないかという懸念の声が高まっている。ロイター通信によるとカーニー英中銀総裁も先週、EUとの合意がないまま離脱するリスクが「不快なほどに高い」とコメントした。こうしたなかメイ英首相は先週末にかけ、マクロン仏大統領とフランス南部で会談した。会談内容は公表されていないが、専門家らはメイ首相にとって、欧州委員会の頭越しに自らが提示する離脱プロセスへの支持を取り付ける最後のチャンスだったととらえている。メイ首相の掲げたEU離脱プロセスの計画は、与党・保守党内で離脱推進派と反対派の双方から厳しい批判を浴びている。