米製薬会社、甲状腺治療薬を自主回収 不純物の恐れ

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 米製薬会社のウエストミンスター・ファーマスーティカルは、中国のサプライヤーのうち1社が米食品医薬品局(FDA)の検査で不合格とされたことを受け、不純物のリスクがあるとして甲状腺疾患の治療薬のリコール(自主回収)を発表した。問題の医薬品には、レボチロキシン(LT4)とリオチロニン(LT3)を組み合わせた成分が含まれる。いずれも合成甲状腺ホルモンで、甲状腺が正常に機能しなくなった患者に対して使われる。ウエストミンスター社によると、有効成分を製造している業者がFDAの検査で不合格になったことを受け、慎重を期す目的で卸売り業者を対象にリコールを実施する。FDAは昨年10月、中国の製薬会社の製造工場で検査を実施。同社に対して6月22日、製造工程がFDAの基準を満たしていなかったと通知した。ウエストミンスター社によると、8月9日現在、リコール対象の医薬品による健康被害などは報告されていないといい、リコールは慎重を期すための措置だと強調している。甲状腺疾患の治療薬は深刻な症状に対して使われることから、FDAでは消費者に対し、医師に相談するまでは使用を中止しないよう呼びかけている。