料金返還で無署名の小切手送り謝罪、ライアンエア

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 欧州の格安航空大手「ライアンエア」は22日、自社便の遅滞や欠航に伴う航空料金払い戻しなどの賠償金支払いの際、同社の署名が入っていない小切手を顧客に送付したとして謝罪した。この影響を受けた乗客は約200人。同社は事務手続きの不手際が原因とした。声明で代わりの小切手は先週送ったともした。無署名の小切手が届いたのは今年6月などに搭乗した便が3時間以上の遅れを強いられたり欠航の事態に直面したりした乗客。新たな小切手の到着が遅かったり、稚拙な事情説明や署名済みの小切手が銀行で換金出来ないなど事後処理のまずさへの批判も出ている。欧州連合(EU)は商業便が欠航もしくは離発着が著しく遅れた場合、航空会社に賠償金支払いなどを命じている。ライアンエアが今年6月下旬までの3カ月間に支払った賠償金は前年同期比で40%増を記録。数千便に達した欠航の多さや乗客が賠償を求める傾向が広がったことなどが背景要因としている。今年7月に出した賠償金絡みの小切手は2万枚以上に達したという。無署名の小切手問題はソーシャルメディア上でも非難された。ライアンエアでは今夏、操縦士ストによる欠航便続出や航空燃料の高騰、雇用コストの増大などの問題も続発していた。航空業界の専門家は、未解決の労働争議などの問題はライアンエアの事業拡張計画に支障を与え、格安航空としてのビジネスモデルの評価をおとしめる可能性があるとも警告している。