世界初、コンテナ船が北極海経由で航行へ 海運大手マースク

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 デンマークの海運大手APモラー・マースクはこのほど、東アジアから北極圏を経由して欧州へと荷物を運ぶコンテナ船を初めて運航する計画だと明らかにした。新造船の「ベンタ・マースク」は月内にもロシア・ウラジオストクを出発し、ベーリング海峡を抜けて、ロシア・サンクトペテルブルクに向かう。マースクは声明で、今回の試験運航によってコンテナ船にとっての未知のルートを探索し、データを収集すると述べた。現時点では、北極海を通る航路は、通常の航路の代替案とはみなしていないという。ベンタ・マースクは約3600個のコンテナを搭載することが可能。零下25度の水域でも航行できるように設計されている。厳しい環境に耐えられるよう26人の乗員は特別な訓練を受けたという。北極圏は、早ければ今世紀の半ばごろから1年のうちの少なくとも一時期は同海域から氷がなくなるという気象モデルの予測から、代替航路としての可能性が指摘されている。氷が薄くなることで、世界貿易にとっては新たな航路の開設に結び付くかもしれず、南寄りのより距離が長い航路と比較すると経費を大幅に削減できる可能性がある。北極海を大型船が航行する場合、通常はロシアの原子力砕氷船が随行し、2メートル近い厚さの氷を砕きながら進む。昨年、ロシアの天然ガスの輸送タンカーは、商船として初めて砕氷船の助けなしで北極海経由の航路を進み、ノルウェーから韓国までの最短到達記録を更新していた。