干ばつはVWのせい?、作物に被害と地元団体が非難 メキシコ

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 ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が、メキシコのプエブラにある工場で天候を変えさせる技術を使ったために、周辺の農家の作物に被害が出たとして、地元の団体が同社を非難している。地元団体は、VWが空中にソニックブームを撃ち込んで、ひょうが降るのを防ぐ「ヘイルキャノン」という装置を使ったために、干ばつが起きたと主張している。この装置は、工場の屋外に停めた車の上にひょうが降って車が傷つくことを防ぐために使われていた。苦情を受けてVWは、ヘイルキャノンの使用を減らすと表明した。同社広報はCNNの取材に対し、「この装置の使用が雨不足を引き起こしたことを裏付ける証拠はないとしても、地元との円満な関係を保つために、運用を変えることにした」と説明。「装置の自動運転はやめ、気象状況からひょうが降りそうだと判断した場合のみ、マニュアルで操作することにした」としている。車をひょうから守るために、「ひょう対策ネット」を張り巡らすことも計画しているという。ニュージーランドでヘイルキャノンを製造するマイク・エッガーズ氏は、この装置のせいで雨が降らなくなったという誤った認識のために批判されることがあると述べ、「実際のところ、この技術は雨ではなく、ひょうに関係している。その違いは大きい」と強調した。ヘイルキャノンは何十年も前から、多くは作物を守る目的で使われている。