欧州の航空大手2社、イランへの就航中止へ

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 欧州の航空大手2社は26日までに、イランの首都テヘランへの就航を今年9月下旬に廃止する方針を明らかにした。英国のブリティッシュ・エアウェイズは9月23日に最終便を飛ばし、エールフランス―KLMグループを構成するオランダのKLM航空は同24日から休止する。両航空は運航停止について、イランに対する米制裁の再開には直接触れず、収益が見込めないことを理由にしている。エールフランスもイランに就航しているが今後の対応などに対するコメントの求めに応じていない。イランへのビジネス渡航や観光旅行は2015年にイランの核開発問題で合意が成立し、欧米諸国らが経済制裁を一部緩和した後に加速。ブリティッシュ・エアウェイズ、KLM両航空は16年末にテヘラン便を再開させていた。ただ、トランプ米政権はこの核合意の内容に異議をはさみ、イランに対する独自の経済制裁を今月下旬に再発動。11月にも制裁の第2弾を打ち出す構えを示している。米政府の新たな対応を受け、欧州の大企業の一部はイランでの投資計画や事業展開を撤回し、航空需要が鈍ると予測されていた。一方、一部の欧州の航空会社は米制裁発動を受けながらもイランへの乗り入れ継続を予定している。ドイツのルフトハンザ航空と事業提携しているオーストリアのオーストリア航空は新たな方針が決まるまでは運航を続けるとしている。