掃除機の英ダイソン、EV開発で走行試験場整備へ

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 掃除機やヘアドライヤーなどの電気機器で知られる英国企業「ダイソン」は9月1日までに、イングランドにある英国空軍基地跡に電気自動車(EV)開発用の長さ10マイル(約16キロ)の走行実験コースなどを建設するため1億1600万ポンド(約167億円)を投じる事業計画を明らかにした。同社の創業者ジェームズ・ダイソン氏は昨年、電気自動車製造への参入を発表。2021年までの製造を目指し、20億ポンドを投資すると宣言していた。今回のコース建設などはその事業計画の新たな一環となっている。走行実験コースでは最大速度での走行や運転操作能力などを試す。また、従業員2000人が働く事務棟も建設する。現在、コース建設などの許可を当局に求めている。同社は英国空軍基地跡の敷地を16年に購入。既に8400万ポンドの費用で基地跡を改造し、2カ所の格納庫を模様替えするなどの作業を行った。3つの建物も今後数カ月内に完成予定。同地では従業員約400人が電気自動車事業に従事している。現在は300人の新規雇用を進めている。同社はただ、開発を目指す電気自動車の詳細はほとんど明かさず、製造拠点にも触れていない。掃除機など同社の製品は独創的なアイデアの導入や高めの価格設定で知られ、電気自動車もこの路線に準じたものになる可能性がある。