VW「ビートル」、来年生産終了 80年の歴史に幕

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 独自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)はこのほど、コンパクトカー「ビートル」の生産を来年終了すると発表した。丸みを帯びたボディーが特徴的な同モデルは、自動車の歴史上最も広く知られた車の一つともいわれている。ビートルの歴史は1930年代にさかのぼる。優れたエンジニアだったフェルディナンド・ポルシェが「大衆の車」を作ろうとデザインしたのが始まりだ。「大衆の車」をドイツ語にすると「フォルクスワーゲン」となる。第2次世界大戦後、ビートルの量産がスタート。49年に北米での販売が始まると、その20年後には世界でもトップクラスの売り上げを誇る車となった。リアエンジンのオリジナル版ビートルの生産は2003年に終了した。誕生から65年で2100万台超が製造された。VWは1998年と2012年に新世代のビートルをデビューさせたが、顧客の関心はコンパクトカーよりもSUV(スポーツ用多目的車)などスペースの広い車種に向くようになっていった。シリーズの最後を飾るビートルの「ファイナルエディション」は、クーペとコンバーチブルでそれぞれ2万3045ドル、2万7295ドルから販売される。来年7月にメキシコ工場での生産を終える予定だが、VWブランドの北米部門トップからはいつか復活する可能性を示唆する声も出ている。