急激に落ち込むGE、時価総額1000億ドル割る水準

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 株価低迷が続くゼネラルエレクトリック(GE)の時価総額が1000億ドルを割り込む水準に落ち込んでいる。金融危機時の2009年3月以来の水準だ。S&P500種株価指数の採用銘柄の中で、2004年には1位だった時価総額は今や59番目。アップルの10分の1であり、セールスフォースやペイパル、エヌビディアにも抜かれている。今夏にはダウ工業株30種平均から除外される憂き目にも遭った。同社は1896年に同指数が始まって以来のオリジナルメンバーだった。利益が落ち込み負債は膨らむ中、年初から株価は約35%下落。昨年より下落しているのはS&P500の中で4銘柄だけだ。GEの下落の最も注目すべき点は、米国経済や株式市場は活況を呈している点だ。ハネウェルやユナイテッド・テクノロジーズといったライバルは上昇気流に乗っている。GEは近年、時期を誤った買収案件や不必要に複雑な事業構成によって足踏みが続いた。負債を減らして株価を押し上げるため、100年の歴史を持つ鉄道部門やトーマス・エジソン以来の電球部門、MRIを製造する医療機器部門など数々の事業の売却を進めた。ここ数日はGEパワーのタービンに不具合が見つかり株式の売り注文が増えた。タービンの問題は発電所の停止を引き起こし、既に資金繰りの問題に直面している同社にとってブランドと売り上げの両面でマイナスとなる可能性がある。GEはこの件の対応策は既に把握済みで、再稼働に向けて顧客と調整中だとの声明を発表した。