米ハワイの観光業、今夏も好調 噴火にも洪水にも負けず

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 米ハワイ州観光当局は27日、今年6~8月の訪問者による消費額が計46億7000万ドル(約5300億円)に上り、前年同期比5.5%増を記録したと発表した。噴火や洪水などの災害が相次ぐ今年のハワイだが、観光は好調さを保っていることが明らかになった。ハワイでは今年4月にカウアイ島で洪水が起きたのに続き、ハワイ島にあるキラウェア火山の噴火に伴い、地震や溶岩流出および火山ガスの噴出が発生。さらに、ハリケーン「レーン」や熱帯暴風雨「オリビア」の豪雨による洪水被害にも見舞われている。ハワイ州観光局のジョージ・シゲティ最高経営責任者(CEO)は声明で、「キラウェア火山の噴火やハリケーン『レーン』といった難題に直面したにもかかわらず、今夏の観光シーズンは好調だった」と説明。今年6~8月は訪問者数も約270万人と、前年同期比5.3%増に上ったことを明らかにしたただ、8月の訪問者消費額は1.4%増にとどまり予想を下回った。レーンの影響で一部の観光客がハワイ諸島滞在を控えたことに加え、キラウェア火山によるハワイ島への負の影響が続いていることも要因になったという。シゲティ氏によれば、8月の訪問者消費額の伸びは2016年5月以降で最低の水準。消費額も14億1000万ドルと、今年これまでの月間総額で最低の数字だった。同氏はこうした数字について「我々の力が及ばない出来事に対して観光がいかに脆弱(ぜいじゃく)になり得るか、なぜ今年前半のハワイの好調な成長率が当面続くと想定してはならないのかを改めて示すものだ」と指摘している。